聖書について
- ユダヤ教の派 -

スポンサードリンク
ホーム聖書について
  イエスのころのユダヤ教の派には、下記のようなものがあった。
 新約聖書にも出てくる有名な派は、パリサイ派とサドカイ派
 である。

・パリサイ派
  ・律法を忠実に守ろうとし、何百年も前にできた律法を
   現在(当時)の生活に適応させようと苦労してた。
  ・活動の根拠地は、各地にあった会堂(シナゴーグ)。
  ・民衆に対し、指導力をもっていた。
  ・現代のユダヤ教は、この派である。
   「キリスト教」もこの系統といわれている。

・サドカイ派
  ・エルサレムの神殿を中心に活動していた。
  ・唯一の神殿がエルサレムにあり、多くの献金が集まり。
   豊かであった。
  ・保守的、現状肯定的であり、ローマ支配に協力的であった。
  ・神殿貴族であり、民衆に対する支配力は弱かった。
  ・神殿の崩壊(AD70)とともに消滅した。

・エッセネ派
  ・パリサイ派から分派した。
  ・エルサレムの神殿の権威に反発していた。
  ・荒れ野に修道院のようなものを建て、自分たちだけの共同体
   を作っていた。
  ・「死海文書」を残したのはこの派、といわれている。

・ゼロータイ
  ・熱心党ともいわれ、武力でローマの支配に抵抗しよう
   としていた。