聖書について
- 「神」の名は解らなくなっている -

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・神の名は、ヘブライ文字には本来母音を書き表す文字がなく、
 四子音YHWH(神聖四字という)であらわされており、
 旧約聖書には6800回余りでてくる。

・モーセの十戒に「あなたは、あなたの神、主の名を、
 みだりに唱えてはならない」とあり、ユダヤ人はこの神聖
 四文字を読まなけれぱならないときには、「アドナイ」(わが主)
 と読み替えて読んでいた。
 今でもこう読む。

・この神聖YHWHを神殿のあるころは、年一回のみ発音して、
 神の名を唱えていたが、神殿が破壊(AD70年)されて以後
 発音することがなく、母音がないため発音が忘れられてしまった。

・後代になって、この神聖四文字の子音にアドナイの母音(eoa)
 を補って、「エホバ」としたが、その後の研究の結果、
 「ヤハウエ」(Yahweh)と読むのが正しい、という
 見解が有力である。

・意味は、「在らしめる者」「生かす者」
 「存在しようという者を在らしめる者」と解されている。

・神が最初モーセに顕現したとき、「神の名は何か」との問いに、
 神は、「有って有る者」「わたしは有る」というものである、
 と答えられている。
                        (出エ3 : 1 3−1 4)