聖書について
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・ユダヤ人に最も嫌われながら、典型的ユダヤ人であり、ユダヤ を救った救い主でもあるヨセフス、不思議の人である。 ・ヨセフスが「生きて書き残す」ことをしなかったら、「ユダヤ民 族」は歴史に埋没して、消えていたかもしれない。 「ヨセフスは裏切り者」、その汚名のもととなる事実を書き残し たのもヨセフス自身である。 ・フラウイウス・ヨセフス(AD37〜1 0 0頃)は、エルサレム の祭司の名門に生まれた。ユダヤ教はパリサイ派に属す。 ・67年、ユダヤ戦争(対ローマ)の時、ユダヤ軍の司令官として ガアリラヤのヨタパタの要塞に立てこもり、ローマのウェスパシ アヌス軍と戦い敗れる。 ・40人の部下とともに洞穴に隠れた。 しかし、そこをローマ軍に発見されたので、く|じびきで順々に仲 間を刺し殺して(という方法で自殺して)いった。ところが、彼 は最後に残った。そして彼は自殺せず、ローマ軍に投降した。 ・投降して、敵の将軍、ウェスパシアヌスの前に連れて行かれたと き、「ウェスパシアヌスがローマの皇帝になる」と予言したため に、その場で殺されずに生かしておかれた。 ・やがて、2年の後、その予言が現実となり、「ウェスパシアヌス がローマの皇帝となった」。ヨセフスは、皇帝の寵臣となり、皇 帝の姓、フラウイウスをもらい、以後、歴史家として「ユダヤ古 代史」「ユダヤ戦争」等の著書を残した。 ・ヨセフスは、この間のいきさつを「神の摂理により」とヌケヌケ とかいている。 ・同胞の苦しみと悲嘆をよそに、敵国の寵臣として悠々と生き続け たとは。しかし、ヨセフスが自分自身を筆ちゅうにかける、彼の 著作がなければ「これらユダヤの歴史」は残らなかったのである。 ・やはり、ヨセフスには、「神が実在」したのである。 「裏切り者」と二千年いわれ続けてきた「救済者」ヨセフス。 |