新約聖書中の一書で、使徒パウロによってフィレモン(ピレモーン)という人物にあてて書かれた書簡である。
19世紀の聖書学者フェルディナント・バウア(1792年 - 1860年)がパウロのものであることに疑いを示したことで知られるが
現在ではほぼ疑いなくパウロの手によるものであると考えられている。
本書簡は、ローマあるいはエフェソスにおいて獄中にあったパウロが、
紀元60年頃に協力者フィレモンと二人の仲間(アフィアとアルキポ)にあてて記したものである。
この書簡でパウロはフィレモンの奴隷であったオネシモ(オネシモス、ギリシア語で「役に立つ」の意)なる人物への
配慮を求めている。
(詳細 出典:Wikipedia) |