新約聖書中の一書。本書は使徒パウロの書簡の中でももっとも早い時期、
おそらく紀元50年から52年の終わりまでに書かれたものであるとみなされている。
テサロニケにキリスト教を布教したのはパウロが最初であり、その教会も彼の設立になる。この書簡は、
テモテがマケドニアからコリントのパウロのもとへ戻った後で、テサロニケの教会の様子を知って書いたと
考えられる(『使徒言行録』18:1-5、一テサロ3:6参照)。
テモテの報告からパウロはテサロニケの教会が良い状態にあることを喜びつつも、
自分の教えが間違ってとらえられていることにも気がついた。パウロはこの手紙によってそれらの誤りを正し、
聖なるものになることを神が望んでいると重ねて強調する。
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