伝道の書(コヘレトの言葉)は旧約聖書の一文献で、ハメシュ・メギロット(五つの巻物)の範疇に含まれている。
ハメシュ・メギロットとは旧約聖書の諸書に属する五つの書物、『コヘレトの言葉』、『雅歌』、『哀歌』、『ルツ記』、
『エステル記』を指すユダヤ教の概念である。コヘレトとは「伝道者」を意味するので、『伝道の書』とも呼ばれる。
『コヘレトの言葉』は冒頭の一文により(エルサレムの王、ダビデの子、コヘレトの言葉)、
その著者が古代イスラエル王国第三代王ソロモンであることを仄めかしている。近代における研究では、
『コヘレトの言葉』はソロモンから数百年も後代の紀元前4世紀から同3世紀にかけての第二神殿時代に書かれたと推定されている。
同書の著者あるいは編纂者は、当初よりこれを知恵文学を代表する著者名であるソロモンに
(律法全体をモーセと呼ぶように)仮託したものと見られている。
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