旧約聖書におさめられた古代ユダヤの歴史書の1つ。元来、『列王記』とあわせて1つの書物だったものが分割されたようである。
また『サムエル記』自体も上下にわかれているが、これはギリシャ語聖書以来の伝統である。
内容的には『士師記』のあとを受け、『列王記』へと続いていく。
タイトルは最後の士師であり、祭司であったサムエルに由来。ユダヤ教の分類では『ヨシュア記』『士師記』『列王記』と共に
「前の預言者」にあたる。
・サウルとダビデ(上13:1-下2:7)
・サウル親子の死(上31章-下2:7)
・ダビデの治世(下2:8-20:26)
・ユダとイスラエルの内戦(下2:8-4:12)
・ダビデの即位と戦い(下5:1-10:19)
・ダビデとバト・シェバ(下11:1-12:25)
・ラバの占領(下12:26-31)
・アムノンとタマル(下13:1-13:22)
・アブサロムの復讐(下13:23-14:33)
・アブサロムの反乱(下15:1-19:9)
・ダビデのエルサレム帰還(下20:10-20:26)
・付記(下21:1-24:25)
・サウルの子孫(下21:1-21:22)
・ダビデの歌(下22:1-22:51)
・ダビデの最後の言葉(下23:1-23:7)
・ダビデの家臣たち(下23:8-23:38)
・ダビデの人口調査(下24:1-24:25)
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