旧約聖書中の一書で、モーセ五書のうちの一書で5番目に置かれてきた。『申命記』は、伝承では死を前にした
モーセがモアブの荒れ野で民に対して行った3つの説話をまとめたものであるとされている。
・第1の説話(1章〜4章)では、40年にわたる荒れ野の旅をふりかえり、神への忠実を説く。
・第2の説話(5章〜26章)は中心部分をなし、前半の5章から11章で十戒が繰り返し教えられ、
後半の12章から26章で律法が与えられている。
・最後の説話(27章〜30章)では、神と律法への従順、神とイスラエルの契約の確認、従順なものへの報いと
不従順なものへの罰が言及される。
・最後の説話の後、モーセは来るべき死への準備をし、ヨシュアを自らの後継者として任命する。
その後、補遺といわれる部分が続く。
・32章1節〜47節は、『モーセの歌』といわれるものである。
・33章では、モーセがイスラエルの各部族に祝福を与える。
・32章48節〜52節および34章では、モーセの死と埋葬が描かれて、モーセ五書の幕が閉じられる。
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