新約聖書に収められた書簡の一つ。使徒パウロと協力者ソステネからコリントの教会の共同体へと宛てられた手紙である。
コリントの共同体がもめているという話を知らされたパウロは愕然とした。この話をパウロは、
協力者アポロやクロエの家の人々から、またステファナらが直接もたらした書簡によって知ったのだった。
パウロがこの手紙を書いてコリントの共同体の人々に伝えたかったことは「信仰によって一致してほしい」ということであった。
また、この書簡を利用してコリントの人々からの疑問に答えている。ともすれば聖人の集まりのようにみなされ、
美化されがちな初代教会であっても現実にはさまざまな問題や困難があり、
パウロのようなエネルギッシュな人物であっても常に悩みや苦しみがあったことを如実に伝える書簡である。
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